一般ニュース 7月2009年

29/07/09 2.3億ドル増資、最高経営責任者は来年退任−バージンブルー航空
29/07/09 地震でオーストラリアとニュージーランドの距離が30センチ縮む
29/07/09 デルタ航空とバージンブルー航空の提携に反対 − NZ航空
22/07/09 メルボルン線にエアバスA380を投入 − シンガポール航空
22/07/09 シドニー/ロンドン間を一部の期間減便 − 英国航空
22/07/09 パース線を増便する可能性 − タイ航空
15/07/09 日本線の旅客数が回復傾向、ほぼ元の便数に−ジェットスター航空
15/07/09 ストラテジック航空が経営再建中のオズジェット航空を買収
15/07/09 バージンブルー航空とデルタ航空が提携を申請
08/07/09 オーストラリアの5月の貿易赤字額が前月の2倍に
08/07/09 オーストラリア線の運航スケジュールを変更−中国南方航空
08/07/09 デルタ航空がシドニーへの運航を開始
01/07/09 シドニーでの整備委託をカンタス航空から変更−ニュージーランド航空
01/07/09 カンタス航空がB787の納期を延期、そして一部をキャンセル
01/07/09 組織犯罪が空港や港湾にまで浸透 − 豪犯罪委員会

                                                 

07月29日2009年 2.3億ドル増資、最高経営責任者は来年退任−バージンブルー航空

  バージンブルー航空は、2008/2009年度(6月期)の決算が1億6,000万ドルから1億6,500万ドルの赤字になると予想し、2億3,140万ドルの増資を行なうを発表した。 オーストラリア証券取引所への報告書で同社は、「新しい株式を発行することによって資本増強を行なう」としている。 また同社の最高経営責任者であるブレット・ゴッドフリー氏が1年後に退任することも発表された。 
  ゴッドフリーCEOは、「今回計画されている増資でキャッシュフローが7億ドルになり、最悪の事態に備える。 今回の措置は我々の予想を元に、もし万が一の場合のために対策を講じている。 もし万が一というのは、Vオーストラリア航空が十分なキャッシュフローを確保できなかった時などである。 今後さらにバージンブルー航空にとって厳しい時期を迎えることになるかもしれないためで、今回の措置が必要であったかどうかは、その時に分かる」と話した。 (Source: ABC, 27/09/09 "Virgin Blue aims to heal bruised bottom line")

07月29日2009年 地震でオーストラリアとニュージーランドの距離が30センチ縮む
  科学者たちは、先週発生したマグネチュード7.8の地震でニュージーランド南部がオーストラリアに近づいたとしている。 両国間はタスマン海を挟んで2,250キロの距離があるが、今回の地震で30センチ狭くなった。 
  GNS Scienceの地震専門のケン・グレッドヒル教授は、「今回の地震による振動は今年に入って世界最大となった。 ニュージーランド南島の南西部がオーストラリアの方に30センチ動いたが、東部沿岸は西方に1センチしか動いていない。 ということはニュージーランドが少し大きくなった。 ニュージーランドにおいて過去78年間で最大の今回の地震では、建物などへの被害は小規模程度に終わった。 地震による津波は西海岸で1メートルを観測した」と話した。 
  ニュージーランドは、オーストラリアプレートと太平洋プレートがぶつかる所で、しばしば地震が発生している。 (Source: ABC, 22/07/09 "NZ inches closer to Australia after quake")
07月29日2009年 デルタ航空とバージンブルー航空の提携に反対 − NZ航空
  ニュージーランド航空は、デルタ航空とVオーストラリア航空(バージンブルー航空の子会社)が提携を計画していることに反対し、同社が以前エア・カナダとの提携が認められなかったことで、今回の提携も認めるべきではないとしている。 
  ニュージーランド航空のジョン・ブレアー総合弁護士はフェアファックス系メディアに対して、「今回計画されている提携は自由競争に違反し、提携内容のほとんどはコードシェアーによって実現できるものである。 昨年、ニュージーランド航空とエア・カナダがシドニー/バンクーバー間の提携を申請した際、オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)はそれを拒否した。 この事例をもっても、今回のデルタ航空とVオーストラリア航空の提携は許可すべきでない。 我々はACCCの一貫した方針を期待する」と語った。 
  今回の提携計画には、太平洋路線で競争相手となるユナイテッド航空は現在提携内容を検討中で、カンタス航空はまだ見解を出していない。 タイガー航空は正式な反対を表明している。 (Source: Travel Today, 23/07/09 "Air NZ opposes Virgin, Delta deal")

07月22日2009年 メルボルン線にエアバスA380を投入 − シンガポール航空
  シンガポール航空は、9月29日よりメルボルン線にエアバスA380を投入すると発表した。 この発表によって、シンガポール航空のネットワークでメルボルンが第6番目にエアバスA380を運航する都市となる。 便名はSQ227/228で、現在のB747-400の後継機となる。 
  同社のHuang Cheng Eng副社長は、「オーストラリアで第2番目に大きな都市で、商業、芸術、産業、スポーツ、観光の活発なメルボルンにエアバスA380を投入することに興奮をしている。 世界で最も環境に優しく471席あるこの広胴機の投入により、メルボルンへの便数を増やすことなく、旅客席を10%増やすことができる」と話した。 
  これとは別に同社は、シンガポールとシドニー間をデイリーで運航するSQ231/232便の機材を、7月22日から新しいキャビンに改造したB777-300に変更する。 (Source: Australian Aviation Express, 20/07/09 "SIA TO TAKE A380 TO MEL")
07月22日2009年 シドニー/ロンドン間を一部の期間減便 − 英国航空
  英国航空は、冬季ダイヤ(北半球)からフライトを一部減便してオーストラリアへの輸送量を5%削減するが、引き続きオーストラリア市場の期待に応えていくとしている。 カンタス航空の提携航空会社である同社は、ロンドンとシドニーの間をB747とB777の機材を使用して1日2便運航している。 
  同社の南西太平洋地区の新しいコマーシャル・マネージャーのサム・ヘイン氏は、「現在使用しているB777の機材をB747に変更するが、一部の運航日において減便する。 B747に変更となるのは便名がBA15とBA16で、シンガポール経由のヒースロー行きとなる。 英国航空は冬季ダイヤ(北半球)にネットワーク全体の輸送量を5%削減しようとしているが、ヒースローとシドニー間のフライトにもすこしながら影響が出る。 冬季ダイヤの一部の期間は1日2便から1便に減便となる。 我々は1日に複数便を運航している路線を変更の対象にしている。 シドニー線は1日2便運航しており、冬季ダイヤの数週間を需要に見合った供給量に変更する」と語った。 (Source: The Australian, 17/07/09 "British Airways to cut flights to Australia")
07月22日2009年 パース線を増便する可能性 − タイ航空
  旅行業界紙Travel Todayは、西オーストラリア州の州都からの高い需要により、タイ航空がタイとパース間のフライトをデイリーにすると報道している。 これはまだ最終決定ではないが、同社の幹部はパースからのタイ航空の存在感を増すことを強く望んでいるとしている。 現在、タイ航空はパース/バンコック間を週5便運航しており、そのうち3便はプーケット経由である;。 このスケジュールの変更は10月25日から予定されており、週4便がバンコクに直行で運航し、週3便はプーケット経由となる。 
  また、同社は、現在シドニー経由となっているブリスベン便を、直行便に変更することも検討している。 現在ブリスベンからバンコックへは直行でデイリーで運航しているが、帰りはシドニー経由でブリスベンに戻る。 今回検討されているスケジュールでは、帰りの便を週5便ブリスベンに直行で戻るようにする。 (Source: Travel Today, 14/07/09 "Thai Airways plots Perth expansion") 
07月15日2009年 日本線の旅客数が回復傾向、ほぼ元の便数に−ジェットスター航空

  ジェットスター航空は、新型(豚)インフルエンザの影響による最悪期は過ぎ、日本人旅客市場に回復の兆しがあるとしている。 6月と7月にオーストラリアと日本間の便数を約3分の1まで減便した後、8月には減便数を大幅に減らし、今後スケジュールを本来の便数に戻すことに期待している。 ジェットスター航空は豪日路線において最大の航空会社であるが、新型(豚)インフルエンザの流行により、多くの日本人観光客はオーストラリアへのツアーをキャンセルしていた。 
  同社のサイモン・ウェスタウェイ広報担当は、「日本マーケットに回復の兆しが見えてきた。 6月と7月には多くのキャンセルが発生したが、8月のキャンセルは少しに留まっている。 基本的には、今はケアンズとゴールドコーストから本来のスケジュールに戻っており、週に1-2便はゴールドコーストからケアンズに経由して日本に向かう運航形態となっている。 今年の末まではスケジュールの変更が若干あるかも知れないが、今年の初めに大きく予約が落ち込んだこともあり、状況を慎重に見ていく。 現時点では、オーストラリア市場に対する日本人観光客の心情は、最悪期を脱ししつつある」と話した。 (Source: The Australian, 13/07/09 "Japanese travellers returning as flu panic subsides")

07月15日2009年 ストラテジック航空が経営再建中のオズジェット航空を買収
  オーストラリアで操業を開始したばかりのストラテジック航空(Strategic Airlines)は、経営不振に陥ったオズジェット航空(OzJet)を買収した。 買収金額は明らかにされていない。 この買収によりストラテジック航空はA320を使用してパース/デアビー線を9月末までに運航を開始する。 この買収は、資金繰りに困難をきたし、先月管財人の管理下に入ったオズジェット航空の親会社であるヘビーリフト社(HeavyLift)との数週間に渡る交渉で合意された。 今回の買収条件では、ストラテジック航空がオズジェット航空の60名の従業員のうち20-30名を雇い、残りの従業員は退職金を払って解雇する。 航空機についてはこの買収条件には入っていない。 
  ストラテジック航空のマイケル・ジェームス専務取締役は、「オーナーの変更は、現在のオズジェット航空の営業には大きく影響しない。 この買収で、解雇する従業員に退職金を支払うことが出来るだけでなく、一部の従業員についは雇用を維持できたことは良かった」と話した。 同社は7月6日に最初のA320-200を受領し、数ヶ月以内にさらに3機納入される予定になっている。 (Source: Travel Today, 26/06/09 "
Strategic steps in to buy OzJet")
07月15日2009年 バージンブルー航空とデルタ航空が提携を申請
  オーストラリアとアメリカの消費者委員会は、申請が出ているバージンブルー航空とデルタ航空による路線や商品計画の提携を検討している。 この提携計画は今朝発表され、双方のネットワークにおいてコードシェアーを行い、旅客に対してマイレッジやラウンジの使用などの特典を共有する。 航空評論家は、この提携は太平洋路線の競争力を増すために、デルタ航空とVオーストラリア航空との間でも適用されることになるとしている。 今朝の共同記者会見では、このデルタ航空とバージンブルー航空の提携で、より効果的に競争していく事ができるとしている。 
  バージンブルー・グループのブレット・ゴドフリーCEOは、「この提携によって、旅客に多くの新しい特典や可能性を提供するだけでなく、太平洋路線に新規参入した両社が安定して競争に立ち向かうようにするものである」と語った。 デルタ航空のネットワーク・収入管理担当のグレン・ハウエンシュタイン副社長は、「今回の提携で、旅客は行き先、運航回数、スケジュールに関して多くの選択肢が広がった。 バージンブルー航空とデルタ航空は、より強力で効果的な競争相手となる」と話した。 
  この提携の申請は、アメリカの運輸省とオーストラリアの自由競争・消費者委員会(ACCC)に提出された。 (Source: Travel Today, 09/07/09 "Virgin, Delta in Pacific alliance")
07月08日2009年 オーストラリアの5月の貿易赤字額が前月の2倍に
  オーストラリアの5月の貿易赤字が前月と比べて2倍に増えた。 これは政府の景気刺激策により輸入が増え、輸出は中国以外の主要輸出マーケットが減少したことによる。 5月の貿易赤字が5億5,600万ドルとなり、今後第一次産品輸出の収入が減少することが予想され、さらに赤字額が増えるかもしれない。 
  中国は、第一次産品の価格が過去最高であった昨年10月より21.6%減少しているのにもかかわらず、5月の輸出額が9.4%増加した。 しかし、ほかの主要輸出先国は低迷しており、5月の日本への輸出額は9.4%減り、ピーク時に比べると56%減少している。 韓国、アメリカ、イギリスも40%以上落ち込んでいる。 懸念されるのは、中国マーケットも今の好調を維持できない可能性があることで、第一次産品のアナリストたちは、5月の高需要は投機的に在庫を増やすことであったと指摘している。 
  5月の輸出は前月と比べて5.1%減って204億ドルとなり、ピーク時と比べて25.7%減少している。 農業産品の輸出は4月に3.5%減ったものの、5月は主要輸出品目の中で唯一健闘している。 自動車の輸出額は1億4,000万ドルで、最近の金融危機以前の月平均の4億4,000万ドルから大きく落ち込んでいる。 
  一方、輸入額も主に原油価格の下落で減少しているが、輸出ほど落ち込み幅は少なく、4月より3%減少しただけである。 実際、為替レートがよくなると輸入額が増えている。 政府による景気刺激策のひとつで、日本で言う定額給付金の支給により、輸入の消費財が増えている。 昨日の貿易統計で、例えば、テレビの輸入が3月から93%増えており、金融危機以降、食品、おもちゃ、衣料品の輸入は減少していない。 (Source: The Australian, 03/07/09 "Exports dry up to swell trade deficit")
07月08日2009年 オーストラリア線の運航スケジュールを変更−中国南方航空
  需要の低下により、中国南方航空は8月から10月の間、オーストラリアと中国間の運航スケジュールの変更を行なう。 新しいスケジュールでは、シドニーと広州の間を週5便直行便を運航し、メルボルンからは週3便シドニー経由で広州に運航する。 
  同社のジェームス・リュー豪州地域マネージャーは、「この新しいスケジュールは、経済の低迷により需要が低下していることに、ネットーワーク戦略として積極的に対応したものである。 このような厳しい経済環境でも、運航便数を維持し、シドニーとメルボルンからのオーストラリア人旅客への影響を最小限に留めた」と話した。 (Source: Aircargo Asia-Pacific, 02/07/09 "China Southern adjusts Australian schedule")
07月08日2009年 デルタ航空がシドニーへの運航を開始
  世界最大の航空会社デルタ航空が、7月3日にオーストラリアへの運航を始める。 デルタ航空よる今回のシドニーからロサンゼルスへの就航は、オーストラリアからアメリカ合衆国に運航する第4番目の国際線航空会社となる。 最近までカンタス航空とユナイテッド航空の2社が独占していたこの路線に、Vオーストラリア航空に次いての参入となる。 
  ニューサウルスウェールズ州政府のジョディー・マッカイ観光相は声明で、「今回の動きは、ニューサウスウェールズ州の観光を大きく促進するものとなる。 これで毎年シドニーに5万人以上の新たな観光客が期待できる。 観光客の増加は、ニューサウスウェールズ州の経済を活発にさせ、観光産業もより栄え、雇用に創出につながる。 デルタ航空だけがアメリカ人のビジネス客や観光客を輸送するのではなく、ユナイテッド航空のシドニーでの存在感も高まっている」と話した。 (Source: AAP, 03/07/09 "Delta begins flights to Sydney")
07月01日2009年 シドニーでの整備委託をカンタス航空から変更−ニュージーランド航空
  ニュージーランド航空は、昨年のカンタス航空の整備スタッフによる山猫ストライキを理由に、シドニーとメルボルンでの航空機の整備作業の委託先を変更する。 
  同社のオーストラリアのゼネラル・マネージャーのジョン・ハリソン氏は、「シドニーの整備委託をカンタス航空からキャセイ・パシッフィク航空に、メルボルンはレイトン・ホールディングス傘下のジョン・ホランド・グループに変更する。 また昨年のカンタス航空の整備スタッフのストライキによる損害補償を求めていく」と発表した。 
  同社は以前、ストライキによる損害を請求するためにカンタス航空を訴えるのかとのメディアの質問を軽く扱っていたが、今回は法的な措置はいつも可能性があるが、カンタス航空と友好的な話し合いをするとしている。 カンタス航空と整備スタッフとの10週間に渡る紛争は昨年7月に終了したが、そのあともその影響は数ヶ月間続いた。 ニュージーランド航空は、カンタス航空の整備受託に関しては最大顧客の1社であるが、ストライキの影響で自社の整備スタッフをオーストラリアに8ヶ月間駐在せざるおえなくなり、それらのスタッフがニュージーランドに帰国したのは2ヶ月前である。 
  ハリソン氏は、「オーストラリアでの整備委託先を分散することで、ストライキなどのリスクを分散することができる。 アデレードとパースは引き続きカンタス航空に委託し、ブリスベンは自社の整備スタッフがいる」と話した。 (Source: The Australian, 29/06/09 "Air New Zealand to replace Qantas for engineering work")
07月01日2009年 カンタス航空がB787の納期を延期、そして一部をキャンセル
  カンタス航空は景気低迷により、15機のB787(ドリームライナー)の発注をキャンセルし、ほかの15機についても納期の延期を決めた。 同社によると、15機のB787-8の納期を4年間延長する。 また2014年から2015年にかけて納入予定であった15機のB787-9のオーダーをキャンセルした。 
  同社のアラン・ジョイスCEOは、「今回の納期の延長とキャンセルは、現在の経済環境を考えていると適切なもので、ボーイング社とは数ヶ月前から協議してきており、今週ボーイング社が発表した最初のテストフライトの延期とは関係はない。 2005年にB787を発注した時と、現在とでは経営環境が劇的に変化した」と話した。 
  これにより、カンタス航空のB787の発注数は、当初の65機から50機(B787-9が35機、B787-8が15機)となり、それに加えて50機のオプション契約がある。 同社は依然、ボーイング社にとってB787の一番の顧客である。 最初の15機のB787-9の受領は2013年半ばから始まり、子会社のジェットスター航空が国際線に使用する。 ジェットスター航空は、15機のすこし小さめのB787-8を2010年半ばから受領する。 2014年第4四半期に、カンタス航空は国内線に投入する15機のB787-8を受領し、現在使用しているB767-300を退役させる。 国際線用のカンタス航空とジェットスター航空の残る20機のB787-9は、2015年第4四半期から2017年にかけて納入される。 (Source: The Australian, 26/06/09 "Qantas cancels Dreamliners, delays delivery of other aircraft")
07月01日2009年 組織犯罪が空港や港湾にまで浸透 − 豪犯罪委員会

  オーストラリア犯罪委員会(Australian Crime Commission)は、組織的な犯罪がオーストラリアの空港や港湾に浸透してきているとしている。 
  同委員会の過去3年間のマル秘の調査で、オートバイのギャンググループや他のグループが空港や港湾で働いていることが分かった。 例えば、アジアの航空会社の幹部が、自身の正式なセキュリティー・パスを使用して、麻薬で得た金をメルボルン空港から飛行機へと持ち出そうとしていた。 同委員会による3年間の”運輸部門の犯罪”の調査では、港湾で349件、空港が86件の報告がなされている。 
  連邦政府の内務相のブレンダン・オコナー広報担当は、「内務相が今週同委員会から報告を受けることになっている。 連邦政府としては、空港のセキュリティーを改善するために、5,310万ドルを予算に計上している」と話した。 (Source: AAP, 25/06/09 "Organised crime 'infiltrating airports'")